さて今年は紀伊の国
世界遺産 熊野三山へと参ります。

熊野那智大社

熊野那智大社石段
天候は厳しく吹き付ける風と雨。
一行は467段の石段を上り
社殿へと向かいます。
途中、碁石や硯、ストラップなど
名産の那智黒石を使ったおみやげ物が沢山売られていました。
石段を登りきると
那智三山の一社、熊野那智大社に到着です。

八咫烏
降りしきる雨と霧の中に朱色の社殿が鎮座しています。
国の重要文化財に指定されています。
創建は仁徳天皇5年(317年)ですが
いわれはもっと古く紀元前まで遡り
神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビコ)の神武東征が起源です。
写真中央は八咫烏(やたがらす)像。
神日本磐余彦尊を東へと導いたことから
導きの神様として信仰されています。
日本サッカー協会のシンボルマークとして知られていますね。
御祭神は
熊野夫須美大神(クマノフスミノオオカミ…イザナミノミコト)
御子速玉大神(ミコハヤタマノオオカミ…イザナギノミコト)
家津御子大神(ケツミコノオオカミ…スサノオノミコト)
大己貴命(オオナムチノミコト…オオクニヌシノミコト)
天照大神(アマテラスオオミカミ)
天神地祇(テンジンチギ…全ての神様)
諸々の神様がお祀りされています。

霧の向こうに那智の滝を臨む
続いて
こちらは天台宗 那智山 青岸渡寺(せいがんとじ)。

青岸渡寺
創建は今から1700年前
御本尊は如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜのんぼさつ)です。
神仏習合の慣わしで熊野那智大社隣にございます。
このあとバスで那智の滝に移動。
飛瀧神社(ひろうじんじゃ)に参ります。

飛龍神社鳥居
御神体は那智の滝、
那智信仰の原点ですね。

世界遺産那智の滝
轟音に導かれ
木の根張る石段を下りていきますと
目の前に那智の滝が現れました。

那智の滝
強い雨で豊かな水量をたたえた御滝は
この世のものとは思えない壮大な美しさ。
一同は「ありがとう、ありがとう」と歓声に沸きました。

那智の滝前にて
強く心に残った参拝でした。