礫岩は色々な種類の石が礫として集合し、堆積することにより岩石となったものです。含まれる礫の一つ一つを調べると、地球の永い歴史を読み取れます。金持礫岩は、ここ金持地区に、少量その分布が認められ、中生代白亜紀(今から約1億年前、恐竜がいたころ)にできたと考えられています。しかし、この岩石には、それよりも古い時代の花崗岩や変成岩などの岩石が礫として存在し、礫以外の部分(基質)を火山性の物質が占めていることから火山活動によってできたと考えられています。地質学的にはまだまだ謎に満ちた貴重な岩石です。
金持礫岩(れきがん)について